昨年度末で閉館した山形県内唯一の屋内スケート場「スワンスケートリンク」のかわりとなる施設について、山形県酒田市の矢口市長は、総事業費がおよそ3億円にのぼる見通しを示しました。

酒田市 矢口明子 市長「酒田にしかない山形県内唯一の屋内リンクをなんとかして残したい。」

「スワンスケートリンク」は1994年から酒田市体育館に冬の期間に開設されていた屋内スケートリンク施設ですが、老朽化やハザードマップの浸水想定区域内にあることから昨年度末に閉館しました。

県が屋内スケート施設を新たに作ることを検討していますが、設置まで数年はかかることから、酒田市はかわりとなる施設として、旧松山中学校の体育館にスケート場の整備を進めています。

市は今年度、設計委託料として1100万円を予算化していて、このほかにもフローリングの張り替えや製氷機の購入費など、合わせておよそ3億円の予算が必要になる見込みとしています。

酒田市 矢口明子 市長「子どもたちの冬期間の屋内の遊び場の確保スケート選手・愛好者の練習場所を確保したい。(県には)酒田市・庄内地方にぜひとも屋内スケートリンクを整備していただけるように、引き続き要望活動を続けていく」

かわりとなる施設の運用開始は早くて2026年2月を予定しています。

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