気象庁は13日午後0時半すぎ、屋久島町の口永良部島の噴火警戒レベルを2から3に引き上げました。口永良部島の噴火警戒レベル3は、先月27日午後に2に引き下げて以来、17日ぶりです。

口永良部島では去年6月から山体で膨張を示す変動が観測され、その後、11月に変動自体は収まりましたが、それ以降も膨張した状態が続いています。島では4月に入り古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が多い状態で継続していて、13日昼過ぎまでに10回観測されました。

これで口永良部島の噴火警戒レベル引き上げの基準である、10日間で1日に10回以上の火山性地震があわせて8日観測されたことから、気象庁は午後0時35分に噴火警戒レベルを先月27日に2に引き下げて以来、17日ぶりに2から3の「入山規制」に引き上げました。地下のマグマの動きを示すとされる火山性微動は観測されていません。

気象庁は新岳及び古岳の火口からおおむね2キロの範囲で弾道を描いて飛ぶ大きな噴石や火砕流に警戒を呼び掛けています。

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