元日の地震と9月の豪雨で二重の被害を受けた、石川県輪島市町野町のスーパーマーケットで本格的な営業再開を祝うイベントが30日に開かれ、店には地元住民の笑顔があふれました。
「町野だけじゃなく、全国から注目されるようなまちづくりを微力ながらやって行きたいと思います。そのスタートになれば良いなとこの日を位置付けております。皆さん頑張りましょう!」と話すのは、輪島市町野町で唯一のスーパーマーケット「もとやスーパー」の社長・本谷一知さん。地震と記録的な豪雨で甚大な被害を受け一度は廃業も考えたということですが、ふるさとをもう一度元気にしたいという想いから店を復活させるための準備を進めてきました。
ボランティアや企業など全国から多くの支援を受け、この日の本格営業再開を迎えたもとやスーパー。店内にはおよそ1500種類の商品が所狭しと並び、大勢の人たちが地元の豆腐や刺身などを次々に買い求めていました。
訪れた人たちは「いっぱい買いました。町の宝です。本当に宝です」「なかったら本当に不便やった、あって助かる~」「更に賑やかになって帰って来たなというのと、もとやをこんなに愛している人がいるんだなと改めて思いました」と口々に笑顔を見せながら話していました。
本谷社長は「地方の可能性をこれからもこの町から発信していきたい」と今後への意気込みを見せていました。
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