およそ2年ぶりに運転を再開するSLやまぐち号に、いのちを吹き込みます。SLの心臓部とも言えるボイラーへの火入れが2日、山口市でありました。

3日からの運転再開を前に、D51型SLやまぐち号のボイラーに火がつきました。SLやまぐち号は、2022年5月から運転を取りやめ、修理・検査が行われていて、およそ2年ぶりの運転再開となります。

SLは石炭を燃やし、ボイラー内の水を熱して出た蒸気を使って動きます。JRの社員らが少しずつ石炭をくべて、徐々にボイラーの温度を上げていました。

保火番と呼ばれる社員が、夜通しで火を管理し、あすの運転再開を迎えます。

JR西日本下関総合車両所新山口支所 太田浩介支所長
「火入れは命を吹き込むという位置づけになると思っています。われわれSL整備に携わる者として、支所の社員一丸となって、しっかりと元気な姿で走らせられるようにしっかりと努力していきたいと思います」

今シーズンの運転期間は11月までで、予約状況は3日からの3日間(3・4・5日)は満席、今月中もほぼ満席となっています。

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