しなの鉄道は、今年度通期の決算見込みを発表し、純損失の赤字幅が予算段階に比べ拡大する見通しを示しました。

しなの鉄道によりますと、今年4月から9月までの上半期の輸送人員は、観光客など定期以外の人が、前の年の同じ時期と比べて7.6%増加しました。運賃収入は3.7%増え、13億9200万円余となりました。

一方で、相次いだ大雨被害の復旧や車両修繕のため、通期の決算見込みでは純損失が2億9800万円となり、予算段階の2億1000万円から赤字幅が拡大する見通しです。

土屋智則社長は「赤字は業績の悪化ではなく、安全運行のための修繕費などを盛り込んだ結果」としています。

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