熊本県内の政党支部や政治団体の活動資金となる去年の政治資金収支報告書が公表され、収入合計額が4年ぶりに28億円を超えました。
熊本県選挙管理委員会によりますと、報告の対象となるのは900の団体で、全ての団体の収入合計額は約28億1700万円となり、前の年の約27億1300万円より1億円ほど増えました。
去年は4月に統一地方選挙があったことや、今年10月の衆議院議員選挙を見据えた政治資金パーティーが前の年より増えたことが要因とみられています。
政治資金パーティーによる収入(全団体の合計)
去年 1億6966万7780円 (21件)
おととし 6728万5560円 (16件)
政党別の収入は、自民党がトップで約10億4500万円、共産党が約2億2200万円、公明党が約9700万円と続きました。
政党別の収入は以下の通りです。
自民党 約10億4500万円(前年比8.2%増)
共産党 約2億2200万円(同5.7%減)
公明党 約9700万円(同8%増)
立憲民主党 約3400万円(同6.2%減)
国民民主党 約1600万円(同35.7%増)
社民党 約1400万円(同8.2%増)
参政党 約1200万円(同134%増)
維新の会 約900万円(対前年比なし)
また単年で収入の多い政治団体(政党以外)は以下の通りでした。
県農業者政治連盟 約5600万円
太翔会 約4100万円(代表者:西野太亮)
県看護連盟 約3300万円
新世代政経懇話会 約2600万円(代表者:大西一史)
新世代政策研究会 約2500万円(代表者:木原稔)
県酪農政治連盟 約2000万円
県医師連盟 約1500万円
県薬剤師連盟 約1100万円
県歯科医師連盟 約1100万円
住永栄一郎後援会 約900万円
一方、政治資金パーティーの開催状況(収入が1000万円を超える「特定パーティー」のみ)は以下の通りです。
自民党県連 約6800万円
(6月3日開催「政治セミナー」)
太翔会 約1600万円
(10月15日開催「西野だいすけを励ます会」)
太翔会 約1200万円
(11月22日開催「西野だいすけ君と日本の未来を語る会」)
自民党県参院選挙区第1支部 約1000万円
(2月23日開催 参議院議員松村よしふみ政経セミナー)
新世代政策研究会 約1000万円
(9月23日開催 木原みのる政経セミナー)
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