今週シリーズでお伝えしている「いわて冬の支度」。4回目に取り上げるのはこの時季、食べたくなるおでんです。さらにおでんの具としての人気もあり今、旬を迎えているダイコンも合わせて紹介します。

井丸キャスターの取材ですこちらが、今旬を迎えている採れたてのダイコンです。
花巻市にある押切義幸さんの畑ではダイコンの収穫が最盛期を迎えています。

(押切義幸さん)
「父から教えてもらいながらを含めると30年以上になる。おかげさまで今年は(ダイコンが)順調に育っている」

北上川の河川敷近くある押切さんの砂地の畑は、水はけもよく川からの栄養も豊富です。
さらに、成長を妨げるものもなくダイコンの栽培に適しているといいます。

(押切義幸さん)
「砂地なので、収穫の時の抜きやすさ、ダイコンの肌もきれいに育ちますし、片手でも抜けるような作業しやすい土地」

私も実際に収穫を体験しました。

(井丸キャスター)
「出ている長さ、そして太さがちょうどいいものが収穫時期ということで、これいきましょう。抜きやすい!立派なダイコン出てきました」

長年、ダイコンを栽培する押切さんにこの時季おすすめの食べ方を聞きました。

(押切義幸さん)
「春の固めのダイコンに比べて、とてもやわらかくて味の染み込みもすごくいいです。おでんなんか最高にうまいですね」

寒いこの時季に食べたくなるのがおでんです。
ダイコンをはじめ、ちくわやはんぺんなどだしがしみ込んだ具を食べると体が温まり、多くの人に人気の料理です。
こちらは盛岡市にある小料理店で、1年を通じておでんを提供しています。
花巻市出身で女将の高倉礼子さんが盛岡市に移り住み、2021年に始めた店です。

(高倉礼子さん)
「おでんが大好き。盛岡来た時に、すごい寒い北国であったかい料理食べたいと思った時にぱっと出てこなかった。じゃあ私がやろうと」

高倉さんのお店のこだわりはおでんの具材にタマゴやコンニャクなど県産品を使用しています。
そんなお店で1番のおすすめのおでんの具は…

(高倉礼子さん)
「ダイコンが一番ですね。いつもひっそり聞こえるのは、『しみしみだね』と聞こえると嬉しくなりますね」

お店の1番人気、今が旬のダイコンを私もいただきます。

(井丸キャスター 食リポ)
「昆布と鰹節の出汁がしっかりしみてて、あとダイコンもホクホクでやわらかくて美味しいです」

変わらずにこだわりの味のおでんを提供する高倉さん。

(高倉礼子さん)
「ぜひこの寒い北国の寒さから解放される瞬間を、このドア1枚を開けて感じていただいて、みなさんがおでんを食べてホッコリしていただけたらいいなと思います」

今が旬でやわらかく味のしみ込みやすい大根。
そして、素材の味を生かしたあつあつのおでんで温まってみてはいかがでしょうか。

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