札幌のガールズバーで起きた爆発火災。
店の代表がHBCの単独インタビューに応じ、爆発当時の状況と、背景にある従業員と客のトラブルについて語りました。
ガールズバー代表
「26日午後3時すぎぐらいまで打合せしていたんですけど、いきなりドーンと音がしたので、窓を見たら煙立っていたんですよ。なんだろうと思って、もう1発爆発したんですよ。その瞬間、やばいと思って…」
取材に応じた店の代表は発生時、6階建てビルの5階の事務所にいたといいます。
2階のガールズバーの爆発で、店内に居た男女4人が全身やけどを負いました。
このうち、火を放ったとみられる意識不明の41歳の男性は、“作業員”のような姿で店を訪れたといいます。
ガールズバー代表
「帽子を深くかぶって、作業員の格好でお店に入ってきたらしいです。手にはバケツ持っていて、そのまま入り口入って。ドタドタとカウンターの中まで入ってきて、無言でガソリンをまいたらしい」
火を放った場所の近くには、けがをした20代の女性従業員がいたとみられています。
男性との間に、交際をめぐるトラブルがありました。
ガールズバー代表
「(けがをした)女性従業員は人当たりもいいし、お客さんからの評判もいいし、女の子からも、すごく人気ありますね、優しくて。人情の厚い女の子で、みんなすごく心配していて…」
女性従業員は、その男性と交際し、同居していましたが、1か月ほど前から様子が変わってきたといいます。
ガールズバー代表
「暴れている。発狂してくる。怖くて一緒に居られない。DVもあったと思うんですよ。もう家に帰るのも嫌だし、別れたい…と」
11月7日、女性従業員が同居する男性の暴力に悩み警察に相談。
翌日、警察署を訪れた際、男性がSNSの投稿で、自殺をほのめかしていたことを確認すると、警察は別居を提案したといいます。
ガールズバー代表
「警察官が『もう家に帰すことはできないので、警察立ち合いのもと、荷物を取り出していきましょう』と」
同居を解消する引っ越しに立ち合った警察は、DV防止のリーフレットを見せて男性を注意。女性と無理に会うのを控えるよう、伝えました。
その際、男性は「反省しています」と答えたといいます。
しかし、その後も男性は、女性の引っ越し先に現れたといいます。
ガールズバー代表
「(女性従業員と)1週間くらい前に“男性が来ていた”という話をしたばかりだったので。もしかしたら…って思ってたんですよ。その瞬間に」
爆発の瞬間、バーの代表は、すぐに従業員と交際していた男性の存在が頭に浮かんだといいます。
ガールズバー代表
「その後、事件の話を聞きたくて(札幌)中央署に行ったんですけれど、警察の方も忙しいのは重々承知なんですけど、対応としては『忙しいし、これ以上のことは、何も言えない』ということに憤りを感じています」
警察は、男性の回復を待って事情を聴く方針ですが、事件に関係する人たちも、捜査の行方を注視しています。
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