今月11日、那覇市に住む70代女性の携帯電話に警察官を名乗る男から電話があり、「あなたに逮捕状が出ていて、資金調査する必要がある。事件に関与していないことが分かれば全額返金する」などと嘘で脅され、現金約1000万円を騙し取られる詐欺事件が発生した。

警察官を名乗る人物は、女性の実際の氏名や年齢に加え、罪名などが書かれた偽の逮捕状を被害女性の自宅郵便受けに投函し、女性に犯罪の嫌疑がかかっていると信じ込ませていた。

話を信じた女性は、電話で指示を受けながら指定された口座に数十回にわたって現金を振込み、被害額は約1000万円に上った。


女性は電話口の男から「誰にも言ってはいけない」と口止めされ、誰にも相談していなかったが、しばらくして家族に打ち明け、騙されたことに気づいたという。

警察官を名乗って「事件の容疑者になっている」と嘘で脅したり、役所の職員を名乗って「還付金がある」と嘘をついて現金をだまし取る特殊詐欺は急増している。

沖縄県警によると今年の認知件数は11月28日時点で135件、去年の同時期に比べ3倍と急増している。

県内で「還付金」や「逮捕状」などと嘘で騙す詐欺は去年の3倍に急増

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