2日午前8時ごろ、福島県檜枝岐村の燧ヶ岳(ひうちがたけ)に1人で入り、行方不明となっていた70代の男性が、自力で無事下山し、警察に発見されました。警察は、単独での行動は控えることなど山岳遭難事故に注意を呼び掛けています。

警察によりますと、無事に下山したのは東京都練馬区の70代の男性です。男性は1日、檜枝岐村の燧ヶ岳に1人で入ったまま宿泊を予定していた場所に姿を見せず、家族から「宿泊施設に戻っていない」と110番通報がありました。


警察と消防は、2日午前7時過ぎから捜索活動を行っていましたが、午前8時ごろ、男性が燧ヶ岳の登山口となる御池駐車場に自力で下山し、警察に発見されました。男性にけがはなく、「道に迷った」と話しているということです。

燧ヶ岳の標高は東北最高峰となる2356メートルで尾瀬国立公園内にあり、尾瀬のシンボル的な山として知られています。燧ヶ岳には、まだ残雪があるということです。

例年、この時期から山岳遭難事故が増えることから、警察は入山にあたって、注意を呼び掛けています。

・単独での行動を控えること

・登山届を提出し、家族などに行き先を伝えること

・体調、天候を確認して、無理はしないこと

・携帯電話を持ち、連絡手段を確保すること

・水分や食料など、十分な備えを持つこと

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