北海道網走市と周辺の5つの町が進める「広域廃棄物中間処理施設」の建設予定地に、ごみが埋まっていることがわかりました。
ナギーブモスタファ記者
「掘削調査で掘り起こされたものでしょうか。こちらには大量のコンクリート片があります」
ビニールにマット、そして、コンクリートの塊。
土の中から産業廃棄物が見つかりました。北海道オホーツク地方の大空町東藻琴末広の土地です。
網走市と周辺の5つの町が「広域廃棄物中間処理施設」の建設予定地として今年の夏から秋にかけて地質を調査したところ、広い範囲でごみが埋まっていました。
大空町によりますと、この土地は旧東藻琴村の時代から公共事業の土捨て場として使われていて、誰がごみを埋めたのかはわかっていません。
この問題は25日、廃棄物処理施設の建設を進める網走市の議会で審議されました。
ごみが見つかったことで施設の建設は、2年遅れる見通しです。
網走市市民環境部 田邊雄三 部長
「網走市ですと最終処分場がひっ迫しているという状況にあるので、そこの対応。ほかの町では焼却施設の対応年数が過ぎているのでどのように延命していくか」
北海道は、廃棄物処理法に基づいて土地を所有する大空町に対し、近くごみを撤去するよう指導する方針です。
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