23日、国籍の壁を越えた多文化共生を実感できる祭りが兵庫県伊丹市で開かれました。

 朝鮮半島の伝統的な打楽器「チャンゴ」のパレードで幕を開けたのは「伊丹マダン」です。伊丹空港の近くには在日コリアンが多く住む地域がありますが、1995年の阪神淡路大震災で関東大震災のような外国人迫害が起きなかったことを誇りに思い合い、さらに日本人と外国人との絆を深めようと翌年(1996年)から開かれています。

 (伊丹マダン実行委員長 川上八郎さん)「世界のいろんなところで対立が起こっているけれど、私たちは国と国との関係ではなく市民同士の関係をつくっていく」

 ステージでは朝鮮学校の生徒の朝鮮舞踊や、神戸中華同文学校による獅子舞などが披露されました。

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