中国から越冬のために日本へやって来る渡り鳥「ヘラサギ」が、鳥取県米子市へやって来ました。このヘラサギ、実はここ数年来の常連で、「香川さん」という名前まで付いています。なぜ、「香川さん」なんでしょうか。
白い体に、平たいくちばし。くちばしの先端が丸く、へらのような形をしているのが「ヘラサギ」の大きな特徴です。
11月16日、鳥取県米子市の米子水鳥公園で撮影されました。
ヘラサギは、越冬のために中国北部から、毎年100羽ほどが日本へ渡るといわれています。
なかでも、米子水鳥公園のスタッフや地元の愛鳥家たちから、ある理由で人気を集めているのが、この1羽のヘラサギ「香川さん」です。
「香川さん」の1年…毎年、鳥取経由で香川へ
中国出身のヘラサギ「香川さん」。
毎年香川県へ越冬しに来日しますが、その際、必ず水鳥公園に立ち寄って羽休め・ビバークします。
そして、少し休憩してから香川県へ向かい、香川県のため池で越冬します。
そして春が訪れ、香川県から中国へ戻る際も、必ず米子水鳥公園に立ち寄り、数日ほど休憩してから帰るそうで、2016年の春以降、ほぼ毎年米子へ立ち寄る「常連さん」なのだそうです。
なかでも香川さんは、くちばしの模様が特徴的で、かつ先端の黄色い部分が小さく識別しやすいそうです。
米子水鳥公園 担当者
「個体識別できている貴重な個体が、
また来年の春も、
なお、香川さんは翌日には水鳥公園から姿を消し、2日後の11月18日にいつもの越冬地の香川県に到着したということです。
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