「絶景見れて楽しかった!」「夕日とか眺め良くて」
「すごい速くて、グワングワンってなってすごい楽しかったです」
「そうですね、エモいってやつですね…」
なんて声もあがる、広島市内で唯一の遊園地とも、まもなくお別れ…。でもこの遊具たち、どうなるの?

シーキュー・アメニック石田宜之さん
「きちんとメンテナンスをすれば、まだまだ使うことが可能になります」
今回は、この大型遊具の行方、お伝えします!

12月1日をもって、営業終了するマリーナホップ。遊園地の「マリーナサーカス」が思い出深い!という人もたくさんおられると思います。今回、この遊園地について、「強い思い入れがあるので、是非とも行かせてほしい!」ということで、田村アナウンサーが取材しました。RCCでは、観覧車が設置される際にも、密着取材していました。その時の様子も合わせてどうぞご覧ください!

観覧車設置から…はや20年 「あっちゃん」の懐かしい映像も

田村アナウンサー
「さあ、やってきました!マリーナサーカスです!小学生、中学生のころ、何度も遊びに来ました。誰よりも思い入れ強いです。遊んできます!」

20年間で、観覧車に乗った人はおよそ120万人という、マリーナサーカス。小さい子どもにも怖くない遊具は、特に家族連れに人気です。

この遊園地について、RCCでは、2005年のマリナーホップ開業前から、観覧車の取り付けを取材したり、社長の試乗に、番組MCを同席させてもらったりと楽しく放送してきました。

シーキュー・アメニック 四宮武義社長
「海があるというのは本当にいいと思いますよ」
西田篤史さん
「社長、今一番上ですね?ここが一番上ですよ。ここですよ、みなさん、チュッチュするんだったら」

当時の事業費は、およそ10億円だったということです。

あれから20年…今、マリーナサーカスは、再び、にぎわっています。

全国唯一かも⁉ 2歳から乗れるジェットコースター

田村アナウンサー(ピエロコースター前で)
「すごい長蛇の列ができています。私がこれまで見た中で1番並んでます。すごい。ちょっとワクワクしてます」

男の子
「怖くなかった」
この回転しないジェットコースターは、2歳から乗ることができます。

田村アナウンサー
「では乗り込みます。これですよこれ。このお子様サイズ。大人にはちょっと狭めのね。このサイズ感たまりませんね」
~ピエロコースター 1周~ 注)是非動画でお楽しみ下さい
「記憶より速かった!」
1周わずか1分足らず。このちょっともの足りない感じが、たまりません!

Q.ピエロコースター、どうだった?
女の子
「楽しかった。勢いがあったところ」
女子高生
「楽しかったです。(どういうところが?)なんか遠心力が、ぐって」
「意外と振り回されて面白かったです。(めっちゃわかる!)」

世代を超えて楽しめる遊園地には、閉園を惜しむ声がたくさん掲示されています。
男の子と来たお母さん
「この子、2歳の時からジェットコースター乗ってるので。はい、最後に。今日乗りたいなと思います」
兄妹を連れてきたお父さん
「寂しいです。すごい寂しいです。やっぱりね。(この子らが)もう生まれた時からもう何回も何回もここ乗りに来たんで、もう家族で。ちっさい子らに愛されてましたからね、マリーナホップ、特にこの遊具なんか、施設なんかね」

観覧車やジェットコースター…12種の大型遊具はどこへ? 

マリーナサーカスにある12種の大型遊具…。今後はどうなるのでしょうか? 
運営会社のシーキュー・アメニックによると、遊具はまだまだ「働き盛り」で、閉園後の買い取り先を探しているそうです。
シーキュー・アメニック 石田宜之さん
「きちんとメンテナンスをすれば、50年から60年使ってる遊具も日本全国いっぱいありますので、まだまだ使うことが可能になります」

シーキュー・アメニック 石田宜之さん
「今、一応一番商談が進んでるのが、こちらの"スインギングベアー"という遊具になっております。確認申請の作業ももうすでに進めてますので、来年の春には、他の地域で、実際にはもうすぐ稼働するような形になってます」

新しく購入すれば4000万円くらいするということですが、中古のこちらはおいくらで?
シーキュー・アメニック 石田宜之さん
「そこはなかなか教えられないので申し訳ないですけど」

反対に、行き先が決まっていないのは、「ロックバード」と名付けられたいわゆるバイキング。
シーキュー・アメニック 石田宜之さん
「こちらについては、そもそもここに来た時点で、すでに30年以上経過した遊具で、どこまで使えるかっていうところで、やっぱ皆さんちょっとどうしようかなっていうのは考えてるような形になってます」

遊具は全て、閉園後、2か月で撤去されることになっています。行き先が決まらない場合は、鉄くずに?
シーキュー・アメニック 石田宜之さん
「私ども海外の方もやってますので、東南アジア中心に海外の方からも問い合わせがあって、そういったところにお出ししてるような形になります。やっぱり日本製というのはやっぱ信用が非常にあって、もちろん今中国製の新品とかもあるんですけれど、古くてもきちんとメンテナンスした日本製を欲しい、っていう要望が非常に多いです」

シーキュー・アメニックでは、今回の遊具を引き揚げるために、新たに土地を借りて、一時的な保管や、リペアのための準備を進めている、ということです。
シーキュー・アメニック 石田宜之さん
「まだまだ活躍できる遊具っていうのは、ぜひいろんなところで活躍させていきたいなっていう風に思ってます」

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