空を切り裂くようにまっすぐと伸びる2本の太い雲。おととい、千葉県で相次いで目撃されました。その正体は何なのか?調べてみました。
おととい、TBSに10件以上寄せられた映像。空に伸びる2本の長い雲です。
雲を撮影した人
「すごくびっくりした。初めてあんな雲を見たので。(まわりの人は)やっぱり『怖い』とか、それこそ『地震の前兆じゃない?』とか」
そこで、Nスタは“空の専門家”に聞いてみることに。
気象予報士 國本未華さん
「わぁすごい。なかなか見ないですよね。こういう規則的な雲って、上空の風が強いときに出るんですけれども。これ…『波状雲』の一種ですか?」
波状雲は大気の波によって生まれる雲で、波打つような、しましまの形になるのが特徴だといいますが…
気象予報士 國本未華さん
「面的に広がるんですよね、波状雲って」
Nスタ
「あの2本だけだったんですよね」
気象予報士 片山由紀子さん
「あー…2本だけかぁ…」
ほかに考えられるものは?
気象予報士 片山由紀子さん
「飛行機雲がフワーっとなったんじゃないかな」
Nスタ
「飛行機雲の可能性もある?」
気象予報士 片山由紀子さん
「可能性はちょっと低いかな。飛行機たくさん飛んでいるのに、これだけしか飛行機雲がないというのもちょっと不自然かな」
もう答えは出ないのかと、諦めかけたそのとき…!
気象予報士 國本未華さん
「オーストラリアの方で有名な『モーニンググローリー』という雲があるんですけど。上空の風と少し下の風が向きが違うと回転する。回転をきっかけに成長していく雲。見た目は似てますね」
ついに正体が判明したかと思いきや…
気象予報士 國本未華さん
「(モーニンググローリーは)規模が大きいものだと思うんですよね、もう少し」
気象予報士 片山由紀子さん
「もっとグルグル巻いている感じがあるんじゃないかな。ただ…(日本では)あんまり聞かないですよね」
“あと一歩足りない”3つの仮説。結論はいかに…!?
気象予報士 國本未華さん
「雲って、見方、場所、時間によって呼び名が変わるものなので、“珍しい雲”ということで間違いはないです」
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