災害発生に備え、陸上自衛隊が自治体と連携して行う大規模な訓練の一環で、岩手県盛岡市で21日、ヘリコプターの派遣要請が行われました。

みちのくALERTは自衛隊と自治体の連携強化を目的に11月15日から東北各地で行われています。宮古市で発生した震度6強の地震により盛岡市の薮川地区で集落が孤立し救援物資を届けるため陸上自衛隊にヘリコプターの派遣を要請する想定で行われました。

(記者)
「盛岡東警察署を出発してからおよそ10分。孤立集落に救援物資を輸送するという想定で自衛隊のヘリコプターが盛岡市藪川の広場に着陸しようとしています」

ヘリコプターが着陸すると自衛隊が救援物資を住民に届けていました。盛岡市から自衛隊のヘリコプター派遣要請は2014年、当時の玉山区で発生した林野火災以来ありません。

(盛岡市・吉田尚邦危機管理統括官)
「今回は物資の輸送でしたが、次は被災者の搬送などについても練度を高めていきたいと考えています」

訓練で盛岡市の担当者は自衛隊との連携に向けた手順などを確認していました。

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