奈良のシカの殺処分の方針に反対する署名活動が行われています。

 奈良のシカは、国の天然記念物として「保護地区」「管理地区」その間の「緩衝地区」に分けて管理されています。

 これまでは農業被害を引き起こした「管理地区」のシカのみ駆除が認められてきましたが、シカの数の増加などに伴い、今年3月に県の検討委員会で「緩衝地区」のシカも殺処分する方針が示されていました。

 殺処分の方針の発表を受けて結成された「神鹿を守る会」は、防護柵を増やすなど農業被害を防ぐ道を探すべきだとして、5月1日に殺処分に反対する署名活動を行いました。

 (神鹿を守る会 中村文人さん)「殺処分ではなくてシカに対する農業被害があるならば、その対策をしたうえでもっと検討をしてほしい」

 署名活動は5月4日にも行われる予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。