リニア中央新幹線の南アルプストンネルで山梨県側で進めているボーリング調査がきょう県境を越える静岡県内に入ったことが分かりました。
JR東海は南アルプスのトンネル工事の前に地質や地下水を調べるため山梨県から静岡県に向かってボーリング調査を実施しています。
JR東海によりますときょう午前5時半ごろ県境を越えて静岡県内に入ったということです。
ボーリング調査をめぐっては静岡県が長年にわたって県境付近での実施を認めていませんでした。
しかし今年就任した鈴木知事が方針を転換して静岡県内の実施を容認するとJR東海に伝え、先月は山梨県の長崎知事と現地視察も行っていました。
JR東海は「引き続き管理フローに基づいてボーリング調査を慎重に実施していきます」とコメントしています。
また山梨県の長崎知事は「リニア中央新幹線の全線開通に向けたひとつの区切りとして歓迎したい」とコメントしています。
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