宮城県大郷町の農地にサッカー場などを整備する「スマートスポーツパーク構想」について、町が住民に行ったアンケート調査で、肯定的な回答が50%を超えたことを踏まえ、田中學町長は「事業を進めていく」考えを強調しました。
田中學大郷町長:
「この事業を進めていくべきとの回答が50%を超えており私は尊重する」
大郷町の田中町長は、19日開かれた議会全員協議会でアンケートの結果を報告しスマートスポーツパーク構想について改めて進めていく考えを示しました。この構想は、町内の農地19ヘクタールにサッカー場12面や宿泊施設を整備するものです。
町が11月13日まで構想について行ったアンケート調査は、町内の中学生以上6930人が対象で3273人から回答を得ました。その結果、構想について「進めた方がよい」「どちらかといえば進めた方がよい」と回答した割合は50.26%で「やめた方がよい」など否定的な回答の37.18%を上回りました。
議員からは、「回答率が47%で低い」といった指摘や「設計の段階でのアンケート調査は時期が早かったのでは」といった意見が出されました。
田中學大郷町長:
「どんな障害、弊害があろうがこの事業を進めていく。一歩、一歩前に進めていきたい」
この構想をめぐっては、町議会が関連予算案を2度にわたり否決しています。町は、アンケート調査の結果を踏まえて、現在進めている事業費を精査するための地質調査などが終わり次第、来年3月までに議会に再び関連予算案を提出する予定です。
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