実用性と芸術性を兼ね備える漆塗りを施した釣りの道具を集めた展示会が盛岡市で始まりました。
会場には、今では作り手が少なくなった「盛岡竿」も展示されています。
もりおか歴史文化館で15日始まったこの展示会は、岩手県内で漆を使った釣りざおやルアーなどを手がける3つの工房が初めて開いたものです。
展示されている釣りの道具のうち、明治後期から盛岡で作られているという「盛岡竿」は、日本独自の製法で作る「和竿」の一種で、作り手の減少から東北で唯一の和竿とも言われています。
県産の竹と漆で作られた盛岡竿は実用性と芸術性を兼ね備えていて、展示会では、フライロッドと組み合わせた盛岡竿フライロッドの使い心地を試すこともできます。
(井丸盛岡竿試し振りリポ)
「すごい!竹のしなりが上手く糸に伝わってすごく振りやすいですね」
(石澤和竿毛鈎工房 三好幸喜さん)
「漆の持つ本当にきれいな光沢のある作品が並んでいると思います。ぜひご覧になっていただきたい」
このほか会場では、漆塗りが施されたルアーなど多くの道具が展示・販売されています。
この展示会は24日まで開かれています。
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