庄内の冬の縁起物として親しまれているもち菓子「切山椒(きりさんしょう)」作りが、鶴岡市で盛んに行われています。
「切山椒」は、もち米に砂糖と山椒の粉(こな)を練り込んで作るもち菓子です。
味の決め手となるのが「山椒」。
香りが強い山椒は古くから厄除けの効果があるとされているほか、たくさんの実をつけることから、「切山椒」は子孫繁栄を願う縁起物としても親しまれています。
鶴岡市の老舗菓子店「木村屋」で行われている「切山椒」作り。
板状に練り上げた生地を専用の機械に入れ、そばのように細長い切山椒を仕上げていきます。
「木村屋」では、来月中旬までに1万9000箱ほどの製造を予定しています。
原材料の高騰が続きますが、価格は去年と変えずに(648円)販売するということです。
木村屋 商品開発・管理 吉野真 係長「一年の厄をおとし、来年によきことあれという願いを込めて作っている。皆さんに楽しんで召し上がっていただけたら」
木村屋の「切さんしょ」は今週土曜日から直営店や県内の道の駅などで販売します。
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