自民・公明両党の税制調査会の幹部らが会談し、来年度の税制改正に向けた議論を開始しました。午後には、両党の税調幹部が国民民主党とも協議をおこなう予定です。
自民党の宮沢税調会長と公明党の赤羽税調会長ら自公の税制調査会の幹部が14日午前、国会内で会談しました。来年度税制改正に向けたキックオフの会合で、午後には、いわゆる年収「103万円の壁」見直しなどをめぐり、国民民主党との協議が控えています。
会合で、宮沢氏は「今年は複雑な方程式の解を見つけなければいけない状況だ」と述べました。
自民党 宮沢洋一 税調会長
「少し複雑な方程式の解を見つけなければいけないと、こういう状況でございましたので、これまで自公で常に協議をして、成果を上げてきた税調でありますので、しっかり対応していきたいと思っております」
公明党の赤羽税調会長も、「今回の総選挙の結果もうけながら、国民が要望するしっかりとした税制にしたい」と述べました。
会合の終了後、宮沢氏は午後の国民民主党との税制協議について「きょうは話をうけたまわる」と述べるにとどめた上で、「103万円の壁」見直しを念頭に、「とにかく解があることを祈っている」と話しました。
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