教員確保が深刻化しているとして、鳥取大学に教育学部を再興するなど抜本的な改革を検討するよう、鳥取県の平井伸治知事が、13日、文部科学省に要望しました。

鳥取県の平井知事は、13日、文部科学省を訪れ、阿部俊子大臣に3項目からなる提案・要望書を手渡しました。

このうち「教員不足の解消に向けた鳥取大学の改革について」では、教育学部があった頃は公立小学校の新規採用者に占める鳥取大学出身者は、5割を超えていたものの現在は、1割以下に減少し、予定していた採用数も確保できていないとして、学部再興など抜本的な改革を検討するよう求めています。

鳥取県などは、現在、大学側と協議を重ねていて、文科省は、この協議に注目しサポートしていくと応じたということです。

平井伸治知事
「(教育学部)再興だけが唯一の解決策ではないかも知れないが、少なくとも抜本的に教員養成機能を向上する改革が必要ではないか」

平井知事は、また、「教員志望の地元の子どもたちの受け皿もなくなり、人材流出にもつながっている状況」と、危機感を募らせていました。

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