SNS上の“副業広告”にアクセスした20代男性が、何者かにそそのかされ、およそ114万円をだまし取られる被害に遭ったことがわかりました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、今年10月、新潟県魚沼市に住む20代男性がSNSで“副業広告”を見つけてアクセスしたところ、別のSNSに誘導され、“副業担当者”と思われる人物とのやり取りが始まったといいます。
そして、「無料動画を視聴して再生数を伸ばす仕事」を紹介されたことから、男性が指示通りに作業したところ、数百円が送金されたということです。
男性はさらに動画を視聴すると、メッセージ上では報酬が増えていると表示されるものの、“副業担当者”からは「高額報酬の課題をクリアしないと動画視聴の報酬が下がる」「操作を間違えたために返金ルートが凍結された。引き出し機能を復旧させるためには、送金する必要がある」などと繰り返しメッセージが送られてきたといいます。
男性は言われるがままに、10月9日ごろから10月31日頃までの間に7回にわたって、相手から指定された口座に、合わせておよそ114万円を振り込みだましとられたということです。
その後も、相手からは現金の振り込みを要求するメッセージが来たことから、今月12日に男性は警察に相談し、詐欺被害に遭っていたことがわかりました。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、同様の被害が相次いでいることから、情報をきちんと調べてから対応してほしいなどと注意を呼びかけています。
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