青森県八戸市の小学校で、地球の歴史や地震などのメカニズムを研究する地球深部探査船「ちきゅう」とオンラインで結び、調査研究中の現場から特別授業が行われました。
このオンライン授業は、海洋研究開発機構=JAMSTEC(ジャムステック)が、未来の海洋人材の育成や確保などを目的とした「海洋STEAM教育」の一環として行ったもので、全国で初めての取り組みです。
12日は、八戸市立吹上小学校の体育館で5年生と6年生の生徒合わせて156人が集まり、現在宮城県沖で調査が行われている探査船「ちきゅう」の様子をオンラインで見学しました。
現場の中継映像には、船上に取り付けられた約70mの巨大なやぐら「デリック」や掘削フロアの様子、そして採掘されたコアを調べる「CTスキャン」などについて、乗組員の解説を交え紹介されました。
子どもたちは、質疑応答でどれくらい深く採掘できるのかや、これまでの調査・研究で発見したものなどを質問していました。
子どもたちは
「7000mくらいまで掘れるところとか、コアを半分に開けて考えて使っているところとか、『ちきゅう』がどれだけすごいかがわかったので、『ちきゅう』に乗ってみたいと思いました」
Q.自分も研究してみたい?
「地震を予測してみたいです」
JAMSTECは、これまでに八戸市教育委員会と共同で「海洋STEAM教材」を開発するなどしていて、今後も海洋教育に力を入れていくとしています。
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