中学1年生だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された11月15日を前に、母の早紀江さん(88歳)は「90歳まで生きていられるのか」と話し、拉致問題の早期解決を訴えました。
「88歳になっちゃったもんですからね。90歳まで生きていられるのかなとか、終わりの方に近いので、いつもそれを考えて…」
12日午後に川崎市で会見を開いた横田早紀江さんが訴えたのは、娘・めぐみさんの一刻も早い救出。これまで何度も何度も言葉にしてきました。
「石破総理の代で、とにかく第一に生命を救うということを掲げて取り組んでいただきたいという願いでいっぱいです」
新潟市立寄居中学校の1年生だった横田めぐみさんは、1977年11月15日に下校途中で北朝鮮に拉致されました。
2002年10月に、蓮池さん夫婦や曽我ひとみさんらが帰国を果たしましたが、めぐみさんは帰国できないまま、年月だけが過ぎています。
「言いようのない いらだちと、本当によくもこんな長い間、政治ってなんなんだろうという思いとですね、本当に誰がそういうこと(被害者の帰国実現)してくれるんだろうという思いで…」
早紀江さんは会見でアメリカ大統領に復帰するトランプ氏についても触れました。
かつて北朝鮮と初めての首脳会談を実現させたトランプ氏は当時、拉致被害者家族とも面会し、拉致問題の解決に向けて尽力する姿勢を示していました。
【トランプ大統領(当時)】
「とにかく安倍総理と一緒に、拉致された方々を、愛する人々のもとに戻せるように、力を合わせていきたい」
【横田早紀江さん】
「これは日本の問題だけではなくて、大変なことだと思う。それをお分かりになっていると思うんで、やっぱり真剣に動かれるだろうなと思っています」
「今はもうなんか希望につながることが起きたらいいなと」
めぐみさんが拉致されてからまもなく47年。
今度こそ、今度こそ、解決への道筋は見えるのでしょうか?
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