きょう山形市で、海外展開を目指す企業を対象とした支援セミナーが開かれました。
カギとなるのは海外進出前のサポートです。
このセミナーは、国際協力機構・JICA東北が開き、海外展開を考えている県内企業を中心とした担当者50人が参加しました。
海外には発展が予想される国も多いことから魅力的ですが、進出する際の課題は・・・
参加した企業の担当者「お金の面もあるのですが、現地の風習とか文化はどうしても現地に行ってみないとわからない部分もたくさんあるので、それを肌で感じることが1番難しい」
現地の事前調査が必要ですが、資金や情報収集方法が課題です。
こうした中、JICAでは現地のニーズを調査することと、具体的なビジネスプランを立てることの2つの支援事業を実施しています。
審査に通れば、それぞれ1000万円以上の支援を受けられ、県内ではこれまで7つの企業が支援を受けました。
また、きょうは農機具などの製造販売をてがける会社が事例報告も行いました。
サポート制度を使ってアフリカのタンザニアで米の乾燥機に関するニーズ調査を行い、将来的に海外事業を展開したいとしています。
山本製作所海外事業部 グループリーダー 横尾康さん「いずれは自社でタンザニア市場で、乾燥機を販売してタンザニアに貢献したいと思っている」
独立行政法人国際協力機構 東北センター(JICA東北) 花立大民 所長「途上国において社会開発の課題を解決できるような製品やサービスはたくさんある。ぜひまずは、一歩踏み出していただきたい。そのためのサポートを最大限していきたい」
県内の技術をどう海外に発信するか。参加者は支援制度を利用することで挑戦がぐっと身近になると感じたようです。
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