今年も残すところあと2か月。計画的に「大掃除」を始めていますか?
家事の達人によると、完全に寒くなる前に“今”やっておきたい場所も。
『秋の大掃除』のコツを伝授します!
「大掃除」していますか?
清掃関連企業「ダスキン」の調査によると、大掃除をする人は年々減っており、2023年は52.6%にとどまっています。
「手間や時間をかけずに実施したい」「時間にゆとりを持って取り組みたい」という意識があるようです。
元家政婦で、実家は清掃会社の“プロ主婦”マミさんに、計画的&効率的に行える、『秋の大掃除』を教えてもらいました。
どこから手を付ける?
マミさんによると、大掃除をするべき場所は、約50か所。
計画的に今から掃除をしないと年内には終わりません。
プロ主婦 マミさん:
油汚れは冷えると固まる性質があるんです。本格的に寒くなってしまうと汚れが落としにくくなってしまうんですね。キッチンの油汚れは秋のうちにやった方がいい。
あとは、窓や玄関など外に出る掃除は寒くなってからすると大変です。
冷えると落としにくい油汚れや、寒くなるとつらい外回り・水回りなど、マミさんが「秋」に優先してやるべきだと考える大掃除の場所は、以下の20か所です。
≪リビング≫
窓・カーテン
≪玄関≫
ドア・たたき・玄関マット
≪ベランダ≫
網戸・窓・排水溝・床・エアコン室外機・植木
≪キッチン≫
ガス台・換気扇
≪お風呂≫
浴槽・床・棚・排水溝・鏡・天井・カビ取り
“窓掃除”は順番が大事
窓の掃除というと、窓ガラスをキレイにすることに気が行きがちですが、最初に掃除したいのは「サッシ」。
サッシに水がかかると汚れと混ざってドロドロになってしまうため、手間が増えてしまいます。掃除は「サッシ」⇒「網戸」⇒「窓」の順番で。
《サッシ》
掃除機で吸ったり、サッシ用の細めのブラシで汚れを掃き出しゴミを取り除きます。
《網戸》
網戸の汚れは乾いたままでは取りにくいので、手のひら位の大きめのメラミンスポンジを濡らして拭きます。やさしくなでるように外と中の両面を拭けば汚れがごっそりとれてスッキリ!
お風呂場のカビ&イスの汚れ
お風呂の掃除は毎日していても、天井やゴムパッキンの黒カビは手つかずのまま…という人もいるのでは?
この機会にきれいに掃除しましょう。
黒カビはこすってしまうとカビの胞子が散らばってしまい、違う場所で繁殖してしまいます。
塩素系のカビ取りスプレーを乾いた状態でスプレーし、15~30分放置後、水で洗い流します。
※換気をしたうえ、マスクなどを着用し使用してください
ゴムパッキンなどの落としにくいカビには、ジェル状のカビ取り剤が有効です。
≪天井≫
天井の掃除にカビ取り剤を使うと、垂れてきてとても危険です。
天井の黒カビ退治には、「ワイパー+アルコール」を使います。
床用のお掃除ワイパーにキッチンペーパーを付け、アルコールを吹きかけて天井の汚れをふき取ります。
アルコールはすぐに揮発するので、2度拭きは要りません。
≪風呂イス≫
さらに、お風呂のイスにこびりついたしつこい汚れ。何をやっても取れないとあきらめていませんか?
水垢や石鹸カス、皮脂などが層になった頑固な汚れを簡単に落とせるのが、プラスチック製のカード。
乾いた状態で削ると、まるで消しゴムのカスのようにポロポロと汚れが落ちます。
傷もつきにくく力もいらないので、子どもでも簡単に削ることができます。
キッチンの油汚れはアルカリ電解水で
換気扇横や壁のベタベタ汚れを落とすには、アルカリ電解水が効果的。
マイクロファイバー製の雑巾を使うと、汚れがより取れやすくなります。
※使用上の注意を読んで、使える素材をご確認ください
プロ主婦 マミさん:
本当に寒い12月とかになっちゃうと油汚れが冷えて固まってしまうので、やるならまだそんなに本格的に寒くない「今」だと思います。
12月は皆さん仕事納めですとか、正月の湯準備で忙しいと思うんですね。そこに大掃除までとなるとすごく大変なので、大掃除をリスト化していただいて、秋から効率的にやっていただくのがいいと思います。
コメンテーター 中川翔子:
なるべくためないように、ちょこちょこ毎日やりたいと思うんですけど、見て見ぬふりをしてる部分は確かにありますね。天井とか。
皆川玲奈アナウンサー:
窓掃除の順番を間違えてました。最初窓にまずいっちゃったんですけど、サッシからなんですね。勉強になりました。
(ひるおび 2024年11月7日放送より)
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