栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、沖縄県で逮捕された指示役とみられる男が「ある人物から4月初めに遺体の処理を頼まれた」と供述していることが新たに分かりました。

佐々木光容疑者(28)は今月16日、栃木県那須町で宝島龍太郎さん(55)と妻・幸子さん(56)の遺体を損壊した疑いがもたれています。

その後の捜査関係者への取材で、佐々木容疑者が「ある人物から4月初めに遺体の処理を頼まれた」と供述していることが分かりました。また、「上の立場の人物から指示された」「宝島さんのことは知らない」という趣旨の供述もしていて、警視庁は佐々木容疑者に犯行を指示した別の人物がいる可能性もあるとみています。

また、佐々木容疑者は犯行後、沖縄県に数日間滞在していましたが、その際、那覇市内のホテルに1人で宿泊していたことも新たに分かりました。

警視庁は、佐々木容疑者の沖縄県内での詳しい足取りを調べるとともに、他にも犯行に関与した人物がいるとみて事件の全容解明を急いでいます。

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