元県議会議員が妻を殺害した罪に問われ無罪を主張している裁判で、同僚の県議に対する証人尋問が11日行われました。
裁判では、11日から被告の事件前後の言動について審理が始まり、事件前夜に被告と食事をした同僚県議に対する証人尋問が行われました。
同僚県議は、検察と弁護側双方の質問に対し、事件当日の議員会館の様子や、被告の元不倫相手との関係性について証言をしました。
事件前日の夜、同僚議員らと酒を飲んでいた丸山被告は、「一般質問の準備をする」と話し、自室に戻ったといいます。
証人尋問には、事件前日に丸山被告と飲食をした同僚の男性議員が出廷。
同僚議員は、検察側の質問に対し、被告と酒を飲んだあと、午後11時過ぎにコンビニへ行き、議員会館に戻ってきたことを説明。
その際、丸山被告の「部屋の電気が消えていた」「質問をやると聞いていたが、それをやらずに寝てしまったのかなと思った」などと証言しました。
これまでの裁判では、動機について被告の元不倫相手がクローズアップされ、検察側は「被告が以前の不倫相手と交際するには被害者を殺害する以外に選択肢がなかった」とした一方、弁護側は、「女性には当時交際していた男性がいて、丸山被告にとって妻がいなくなったとしても、女性との関係の継続や結婚はできなかったとして動機にはならない」と主張しています。
11日の裁判では弁護側が、部屋の電気が消えていたと証言した同僚県議に対し、被告と以前不倫関係にあった女性との関係を問うと、「交際したことはない」としつつ、「女性のアパートでの宿泊やホテルで会ったことがあった」などと述べました。
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