アメリカの次の大統領を決める選挙が、日本時間6日11時30分現在、行われています。

世界経済や、各地の紛争にも大きな影響を与える選挙の行方に世界が注目しています。

現在、全米50州のうち40州で投票が終わり、開票作業が進んでいます。

全米の選挙人538人のうち過半数「270」を獲得した候補者が、次の大統領に決まります。

現在は、フロリダ州やテキサス州などの大票田でトランプ氏が勝利していて、共和党のトランプ候補が154人、民主党のハリス候補が34人と、トランプ氏がリードする形となっています。

アメリカの大統領選挙は、投票総数を競うのではなく、選挙人の人数を争います。

選挙人は全米の州ごとの人口に応じて割り当てられています。
最も選挙人が多いのがカリフォルニア州の54人で、民主党の地盤です。

次に選挙人が多いのはテキサス州です。
すでにトランプ氏が選挙人40人を獲得しています。

その他、時差の関係で先に投票・開票が始まっている東海岸から少しずつ結果が判明し始めています。

現時点では赤色のトランプ氏が獲得した州が多いように見えますが、まだ半分以上の州で投票中、あるいは開票中です。

まだ結果が出ていない州の中でも最も注目されるのが、両候補の支持率が拮抗する7つの「激戦州」です。

今回の大統領選挙では、特にペンシルベニア州の勝負の行方が勝敗を決すると言われていて、両候補とも投票日前日に集会を行っています。

開票作業が始まっている激戦州の最新情報をお伝えします。

選挙人19人を抱えるペンシルベニア州。
現在は開票率18%でハリス氏がリードしています。

7月には集会中のトランプ氏が銃撃される暗殺未遂事件がありました。

今回の選挙戦で2人が最も遊説に訪れた州でもあります。

激戦州のうち、次に選挙人が多いのがジョージア州の16人です。

ジョージア州は元々は共和党が強い州でしたが、前回は民主党が黒人票を取り込み、バイデン大統領が接戦を制しました。
現在の開票率は68%、トランプ氏がリードしています。

選挙人15人のミシガン州です。
最大都市デトロイトは「自動車の街」として有名で、民主党・共和党が交互に勝利したスイングステート、まさに揺れる州です。

日本時間11時に投票が締め切られたばかり。
開票率10%でハリス氏がリードしています。

どちらの候補者が接戦を制するのか。
確定には数日かかるとみられています。

票数の差がわずかの場合、州によっては再集計が義務づけられています。

さらに、どちらかの陣営が不正などを訴えて法廷闘争に持ち込む可能性もあります。

第47代大統領の就任式は2025年1月20日に行われます。

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