米CNNやCBSテレビなどは5日、共同で実施した大統領選出口調査の初期集計の結果を発表した。有権者に最重要課題を聞いたところ、最も多かったのは「民主主義のあり方」で35%、続いて「経済」が31%だった。「人工妊娠中絶」は14%、「移民問題」は11%だった。「外交政策」は4%にとどまった。
民主党のハリス副大統領の支持層と、共和党のトランプ前大統領の支持層では関心が大きく異なっている。ハリス氏支持層では56%が民主主義を、21%が人工妊娠中絶を挙げた。一方、トランプ氏支持層では51%が経済を、20%が移民問題を挙げた。
調査では、有権者の多くが早い段階で投票先を決めていたことも浮き彫りになった。約8割は9月より前に投票先を決定したと答えた。最後の1週間に決めたという有権者は1割を下回った。
調査対象には、当日に投票した人に加え、期日前投票や不在者投票を行った人が含まれているという。【ワシントン西田進一郎】
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