洪水で多くの犠牲者が出たスペイン。被災地を訪れたフェリペ国王夫妻に怒りの矛先が向けられています。
■スペイン洪水 国王に“泥投げ”
この記事の写真住民らは、石や泥などを投げつけたり、「人殺し」とシュプレヒコールを上げたりして、現場は一時騒然となりました。
スペイン東部では、先週、大雨による大規模な洪水が発生し、これまでに200人以上の死亡が確認されています。いまだに捜索が進んでいない場所もあり、さらに死者が増える可能性があります。
一部の地域では、わずか8時間で1年分の降水量を記録するほどの大雨になりましたが、地元当局からは、住民に建物の中にとどまるよう呼びかけるメッセージが届いたのは、すでに街中で洪水が起き始めていた後でした。
被災した住民 「警報を出していたら、助かったのに」 被災した住民 「なぜ誰も来なかった?どれだけ時間がかかるんですか。4日経っても誰も来ていないじゃないですか」国王夫妻は、罵声をあびせられながらも、被災した住民との対話を続けました。一方で、視察に同行したサンチェス首相は、混乱のなか、早々に現場を離れていました。
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