青森県南部町の小学校で、認知症について正しく理解し、患者やその家族の支援者をめざす養成講座が開かれました。
認知症患者 西塚美恵子さん
「働いていた工場の駐車場に1台も車がないときがあったんです。(曜日を忘れて)休日に行ったんです。自分の中では軽く考えていて、やっぱり何回もやってしまったんですね」
南部町の福地小学校の児童44人が聞いたのは、認知症を患う人の生の声です。
25日に開かれたのは、認知症の人や家族を支援するボランティア「認知症サポーター」の養成講座です。
町では、企業などのほか小学校での講座の開催を進めていて、3月末現在で町内に1804人のサポーターがいます。
児童たちは、講座の受講で地域ぐるみで接することの大切さを学んでいました。
児童は
「すこし忘れっぽいおばあちゃんと一緒に住んでいるので、認知症になったら、この学習を活かしてやさしく接したい」
「僕が認知症の人にあったら、声をかけてやさしく接してあげようと思いました」
受講した児童たちにはサポーターの証として「サポーターカード」が交付されました。
次回の講座は12月に南部小学校で開催予定です。
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