全国で唯一、みその神様を祭る味噌天神で、みそ好きにはたまらない恒例の例大祭が開かれました。
神事では熊本県内で作られたみそが奉納され、品質向上と無病息災が祈願されました。
記者「大量に用意された県内のみそ。それを受取ろうと多くの参拝者でにぎわっています」
境内では、県内の26社が250人分の麦みそと合わせみそ、合わせて250キロを準備し、参拝者に配りました。80年間、毎日欠かさず県産のみそを食べるという参拝者は?
参拝者(80代)「みそは欠かかせませんけんね。大好きです」
また初めて熊本県の三角と天草のみそを受け取ったという夫婦は。
参拝者(70代・60代)「どんな味かなと。家に帰っておみそ汁にしてみます」
県みそ醤油工業協同組合の担当者は「県産のみそを食べる機会を増やして消費を促したい」と話しています。
日本唯一・味噌天神とは?
正式名称が「本村神社味噌天神宮」と呼ばれる味噌天神は、1300年ほど前の和銅6年(713年)に病気が流行した際に、平癒を祈願して始まったとされます。その後、大量に腐ってしまったみそを神様がおいしく変えたとの言い伝えから「味噌天神」と呼ばれるようになりました。神社の境内に生じる笹は、味噌の味を良くすると言われています。
2016年の熊本地震では鳥居が倒壊しましたが、翌年には県みそ醤油工業協同組合の寄付で再建されています。
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