第50回衆議院議員選挙(10月27日投開票)に向けて、熊本放送(RKK)は熊本1区~4区の4選挙区に立候補した計12人に政策に関する7項目のアンケートを実施しました。
各候補の詳しい回答は、基本的に陣営から寄せられた内容をそのまま掲載しています。
<熊本4区>
熊本4区に立候補したのは、届け出順に以下の方々です。
※敬称略
■矢上雅義(64)=維新・元
■金子恭之(63)=自民・前
■笹本由紀子(59)=立憲・新
※金子恭之候補(63=自民・前)については、期限までに回答がなかったため、掲載していません。
【全国的な課題について】
【質問1】今回の総選挙の最大の争点は何だと考えますか。争点と考えるものを20文字以内でお答えください
■矢上雅義(維新・元)
裏金にかかわる政治改革および物価高対策
■笹本由紀子(立憲・新)
裏金と統一教会が自民党に与えたもの
【質問2】自民党派閥のいわゆる「裏金」問題について、一部候補者を非公認にするなど石破総理(自民党総裁)の対応をどう考えますか。考えが最も近い項目を一つ選び、「裏金」問題への今後の対応策についても100文字以内でお答えください
<選択項目>
▽石破総理の対応は妥当
▽石破総理の対応には問題もあるがやむを得ない
▽石破総理の対応に一定の理解はできるが問題が多い
▽石破総理の対応は問題で納得できない
▽その他
▽わからない
■矢上雅義(維新・元)
▽石破総理の対応は問題で納得できない
<今後の対応策>
公認するかしないかの判断が、選挙に勝てるか否かであり、基準として不適切である。そもそも脱税という批判を浴びている議員を公認することは許されないし、問題の再発防止策も不十分である。
■笹本由紀子(立憲・新)
▽石破総理の対応は問題で納得できない
<今後の対応策>
徹底的な検証をした上での処分が妥当だと思うが、現状では事実解明はできていない。政権交代で、原因究明をして、再発防止を図るべき。
【質問3】政府・与党のこれまでの物価高対策について、どのように考えていますか。考えが最も近い項目を一つ選び、今後取るべき具体的な対策も100文字以内でお答えください
<選択項目>
▽十分に評価できる
▽課題はあるが、ある程度の評価はできる
▽課題が多く、あまり評価できない
▽まったく評価できない
▽その他
▽わからない
■矢上雅義(維新・元)
▽課題はあるが、ある程度の評価はできる
<今後の具体的な対策>
ガソリンへの補助や電気代等の軽減は一定の効果があるが、財源に限りがあるので、一時しのぎに過ぎない。今後は行きすぎた円安への対策や消費税減税により、幅広く、継続性のある景気対策が必要である
■笹本由紀子(立憲・新)
▽まったく評価できない
<今後の具体的な対策>
対処療法に過ぎず後手に回っている。先ずは低所得者への支援。同時に不必要な財政支出のカットは必要。食料品の減税は急務。目先の物価高対策に加えて、政策転換が必要であり、政権交代により大きな政策変更が可能になると考える。
【質問4】結婚した時に夫婦で別の名字を選べる「選択的夫婦別姓」の導入について、賛成ですか、反対ですか。考えが最も近い項目を一つ選んでください
<選択項目>
▽賛成
▽どちらかと言えば賛成
▽どちらかと言えば反対
▽反対
▽その他
▽わからない
■矢上雅義(維新・元)
▽どちらかといえば賛成
■笹本由紀子(立憲・新)
▽賛成
【県内の諸問題への対応について】
【質問5】TSMCなどの県内進出に伴う道路渋滞や農地減少、水資源の確保、「南北格差」などの課題について、どのように取り組むべきと考えますか。150文字以内でお答えください
■矢上雅義(維新・元)
道路渋滞対策としては道路拡幅や立体交差化など中長期的な対策とともに、時差通勤、シャトルバスなどの活用も必要である。また農地の減少や水資源の確保という点からは早急な農業団地の造成や、ダム水利の有効活用も促進すべきである。また経済波及効果が県南にも及ぶよう、工業団地の造成や人材育成、確保策が望まれる。
■笹本由紀子(立憲・新)
県南から県北のために労働者を取られ、教育の場では学問を半導体に誘導する事態になっている。国や県による強力なTSMC関連の誘導は、水俣病の発生当時の様相と似ており、環境問題が再燃する危惧を持っている。農林水産業は熊本県の重要な利点であり、外国資本中心の工場の集中よりも食糧生産の方がはるかに大切。現在のような強引な進め方が課題を生み出している。
【質問6】2020年7月豪雨からの復旧・復興について、どのように考えていますか。考えが最も近い項目を一つ選び、理由も一緒に100文字以内でお答えください
<選択項目>
▽十分に進んだ
▽ある程度進んだが課題も残る
▽あまり進んでおらず課題は多い
▽まったく進んでいない
▽その他
▽わからない
■矢上雅義(維新・元)
▽あまり進んでおらず課題は多い
<理由>
市街地とくに飲食店街や観光地の復旧が遅れている。理由としては市街地の駐車場の整備が全く進んでおらず、観光客や地元のお客様を引き込む受皿がない状態である。さらにトイレ、街灯、案内板の整備も不可欠である。
■笹本由紀子(立憲・新)
▽あまり進んでおらず課題は多い
<理由>
水害からの復興はとてもいびつな形になってしまっている。土木工事だけが復興ではない。そこに生きる人の営みが軽んじられていると感じている。住民の心を置き去りにした復興は容認できない。
【質問7】水俣病の認定制度や、いまだに被害を訴える人の救済について、今後どうあるべきと考えますか。考えが最も近い項目を一つ選んでください
<選択項目>
▽認定制度を見直し、被害を訴える人の救済を進めるべき
▽認定制度は現状のままで問題はないが、被害を訴える人の救済は進めるべき
▽認定制度は現状のままで問題はなく、被害を訴える人の救済も進める必要はない
▽その他
▽わからない
■矢上雅義(維新・元)
▽認定制度を見直し、被害を訴える人の救済を進めるべき
■笹本由紀子(立憲・新)
▽認定制度を見直し、被害を訴える人の救済を進めるべき
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