去年6月からの1年間に県内で新たに農業についた人の数が、1985年の調査開始以降過去最多となったことがわかりました。

東北地方でも9年連続で最も多くなっています。

県によりますと、去年6月から今年5月末までに県内で新しく農業に就いた新規就農者は前の年より5人増え383人で、調査を始めた1985年以降、過去最多となったということです。

東北6県の中でも9年連続で1位となっています。

内訳は家が農家以外で、新たに農業に従事した人が前の年より27人増え216人で過去最多となったほか、家が農家で他の仕事についたあとに農業に従事した人が114人、学校を卒業後すぐに農業に従事した人が53人となっています。

県では、増加の要因について、2022年度に「県農業経営・就農支援センター」を設置し就農まで段階を踏みながら支援を行う取り組みや県独自で就農体験や機械・施設の導入支援を行っていることなどをあげています。

しかし、県内の農業従事者は年間およそ1400人減少していて、新規就農者数は、 農業をやめる人に比べまだまだ少ない現状です。

県では引き続き、初期投資の支援など就農しやすい環境づくりを行っていくとしています。

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