衆院選を前に、福島県内各地で投票率アップに向けた啓発活動が行われています。
県選挙管理委員会によりますと、前回の衆院選の投票率は58.0%。年代別では70歳~74歳が76%と最も高く、次いで65歳~69歳が75%と、高齢者層を中心に投票率が高いことが分かります。一方で、30代以下を見てみると、20歳~24歳が32%、25歳~29歳が38%にとどまっていて、若者の投票率の低さが課題となっています。
これを受け、県選管は若者の投票率向上につなげようと、昨年度から「選挙啓発サポーター」制度を導入し、県内の企業や団体、学生を中心とした個人などに協力してもらい、SNSを使った選挙啓発などに取り組んでいます。また、県のホームページに特設サイトを開設し、期日前投票や不在者投票の仕組みを紹介する動画を掲載するなど、インターネットを活用した啓発にも力を入れています。
県選挙管理委員会は、「自分たちの未来を決める重要な選挙。棄権せず投票してほしい」と呼びかけています。
期日前投票は前回同時期上回る(10月20日現在)
こうした中、県選管は20日までに期日前投票をした人の速報値を発表しました。それによりますと、県内で20日までに期日前投票をした人は10万6243人で、前回の選挙の同じ時期に比べて、1393人増えたことが分かりました。
衆院選の投開票は27日で、期日前投票は、県内の一部の投票所を除き、26日まで行われています。自分たちの未来を決める貴重な一票を投じましょう。
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