ふと嫌な予感、おうちの中で上を見上げると…カメムシ!
はたき落として飛んで行ったら、潰してしまったら、でも放っておいてもどこに行くか…。
近づくのも怖いし、触るなんてとんでもない、殺虫剤も使いたくないし、殺すのもかわいそう。
こんな心配があるときにはカメムシキャッチャーをお勧めします。
身近なものでつくる「カメムシキャッチャー」
このカメムシキャッチャー、うまく使えばカメムシににおいを出させにくい、つまりカメムシを驚かせたり怖がらせたりすることなく気持ちよくお別れできます。
今回はその作り方と使い方を、害虫駆除に詳しい東洋産業の大野竜徳さんに教えてもらいます。
まず材料を準備しましょう!
(東洋産業 大野竜徳さん)
「まず材料を準備しましょう」
【材料】500mlのペットボトル(四角いものが良いです)
セロハンテープ(壁や天井に傷つけないため、作業中のけが防止にはあったほうが良いです)
つっぱり棒(高い場所やカメムシと少しでも距離を取るため、なくても大丈夫です)
ガムテープ(つっぱり棒を貼り付けるためです)
はさみ
(大野さん)
「次にその作り方です。とっても簡単ですが、ケガには気を付けてください!」
「ペットボトルの上から3分の1くらいのところで切り取ります」
「切り取った縁にセロハンテープをぐるりと貼ります」
(わかりやすく赤いテープを貼っています)
「切り取った上半分をひっくり返してはめ込んで調整してください。
うまくはまらなかったら横からテープで止めておいてもよいです」
「ガムテープでつっぱり棒をペットボトルの外にぐるりと貼ってください。つっぱり棒がグルグル回ってしまう場合、回るところをテープで止めておくと良いです」
出来上がったカメムシキャッチャーの使い方は?
床を這っているカメムシには、カメムシの上にすっぽりカメムシキャッチャーをかぶせます。
「下に厚めの紙(プラスチックの板などでもOK)を差し込みます。持ち上げてひっくり返すと、キャッチ成功!」
「壁にくっついているカメムシは大体上を向いていますので、まずはそーっと近づいてください。カメムシキャッチャーを下から近づけます」
「カメムシの足払いをするようにペットボトルキャッチャーですくいあげると、キャッチ成功!」
「天井にくっついているカメムシの場合は…まずは部屋を少し薄暗くするとカメムシの動きが鈍ります」
「真下からまっすぐカメムシキャッチャーを伸ばします。横に少しスライドさせて足払い、キャッチ成功!」
「キャッチしたカメムシはフタを外して外にそーっとお別れしましょう。カメムシは爪をひっかけて歩くため、つるつるしたペットボトルは登れません」
(大野竜徳さん)
「慣れた方はペットボトルをそのまま使いますが、カメムシキャッチャーを使うと慣れていなくても簡単にカメムシを捕まえることができます。慣れてくると10匹、20匹と捕獲してしまうこともできます」
「慣れた方は加工していないペットボトルでひょいひょい捕獲していきますが、どうしても触りたくない、失敗して手に落ちてきたら怖い、そういうときには伸ばし棒付きのカメムシキャッチャー、転ばぬ先の杖として作っておくと便利かもしれませんね」
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