ダイビングを学ぶ水産高校の生徒が17日、かごしま水族館のイルカ水路を清掃しました。
鹿児島市のかごしま水族館を訪れたのは、枕崎市の鹿児島水産高校海洋科でダイビングを学ぶ栽培工学コースの3年生10人です。泳ぎの実践学習の場として向かったのは水族館の前を流れる水路です。
(記者)「錦江湾からの海水が流れ込むこちらの水路。漂流してきたプラスチックやビニール片などのゴミを生徒たちが潜って拾い集めている」
かごしま水族館では海水が流れる全長275メートルの水路で、イルカやブリなどを飼育しています。
生徒たちは水族館の職員の指導を受けながら、水路内の流木やプラスチックなどのごみを集めました。
清掃中は、生き物との出会いも。
(生徒)「ゴカイの仲間とにょろにょろの魚がいた」
水路の清掃は、鹿児島水産高校卒業生で、かごしま水族館でイルカの飼育を担当する大瀬智尋さん協力のもと、初めて実現ました。
(かごしま水族館・鹿児島水産高校卒業生 大瀬智尋さん)「学校で学んだことは今でも活用できている。これが生徒にとって良い経験になれば」
1時間弱で、およそ50キロのゴミを集めた生徒たちは、きれいになった水路でイルカとの触れ合いを楽しんでいました。
(生徒)
「イルカがかわいかった。なかなかできる体験ではないので楽しかった」
「初めてあんなに近くでイルカを見た。自分たちの清掃がイルカの体調管理や平和に繋がれば」
かごしま水族館は、水産高校との水路の清掃などを定期的に行う予定です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。