青森県弘前市の廃校になった小学校で「電線ケーブル」や「水道の蛇口」などが盗まれる被害が確認されました。小学校は6年前に廃校となり倉庫として使われていて、管理する弘前市の担当者は「異様な感じ」と語り、警察に被害届を提出しました。

被害が確認されたのは2018年3月に廃校となった弘前市の「旧百沢小学校」です。市によりますと、小学校は現在は倉庫として使われていて10月3日に学校を管理する岩木総合支所の職員が物品などの確認のために小学校を訪れました。その際に校舎1階の廊下の天井に複数の穴があけられ電線ケーブルが切断されているのに気づき、その後、1階の女子トイレの窓が割られ鍵があけられているのを確認しました。

その後の警察の捜査などで、洗面台などに取り付けられた「蛇口」48個、水洗トイレに水を送るために使われる「バルブ」14個、それに21mの「電線ケーブル」15本、いずれも金属製のものが盗まれていることがわかりました。

弘前市岩木総合支所 野呂智子 支所長
「そんなに荒らされている感じはなかったが、実際あるべきものがないのは異様な感じ。廃校になっていたので、そういう窃盗が起こるというのは全く考えてもいなかったことでした。今回のことを受けてもう少し見回りの回数を増やすなど注意していきたいと思っています」

弘前市は翌日に警察に被害届を提出し、今後、職員が見回りを強化するということです。また被害届を受けた警察は建造物侵入と窃盗事件として捜査を進めています。

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