9月も下旬に入り、秋の味覚・キノコのシーズンを迎えてきました。キノコ狩りに出かける方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、仙台市太白区にあるtbc東北放送の本社敷地内の道端で、赤っぽいキノコが並んで生えているのを見つけました。

放送局の敷地内に謎のキノコ

tbc敷地内の道端に点々と並ぶ赤いキノコ

近づいてみると、かなり鮮やかな赤色をしていて、大きなものは「かさ」が直径10センチくらいあります。

キノコの正体は?

このキノコは、仙台市科学館によると、タマゴタケと呼ばれるもので、白い卵の殻のようなものを破って生えてくるのが特徴です。この時期に、コナラやミズナラといったドングリの木の根っこに現れやすいそうです。

卵の殻のようなものからニョキニョキと生えてくる様子がよく分かる

やや毒々しさを感じる見た目ですので、食べられないのでは?と思ってしまいますが、毒はありません

食べられるの?アナウンサーが実食

仙台キノコ同好会顧問の佐々木勲さんによると、好んで食べる会員も多く、少し塩を入れたお湯ですまし汁にしたり、バターと酒・塩とともにアルミホイルでくるんでグリルで焼くなどするとおいしいそうです。

tbc 佐々木淳吾アナウンサー

tbcの佐々木淳吾アナウンサーが持ち帰って油で炒め、ポン酢をかけて食べたところ、「フワフワと柔らかくておいしかった」とのことでした。

しかし、注意が必要!そのワケは

ただ、同じように卵の殻のようなものから生えてくるタマゴタケモドキ似たような鮮やかな赤色をしたベニテングタケという毒キノコもありますので、仙台市科学館では、採取する際は間違えないように注意が必要だとしています。

タマゴタケと同じように白い殻の中から生えてくるタマゴタケモドキ。こちらは毒がある。
タマゴタケと似たような赤いかさを持つベニテングタケ。毒キノコとして知られる

tbcのあるスタッフは「タマゴタケは去年も生えているのを見かけたが、今年はさらに増えていた」と話していました。宮城県内、9月は例年以上に雨の降る日が多く、日差しが少なめで湿気が多くなっているため、キノコが成長しやすくなっているのかもしれません。

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