リンゴの収穫シーズンを迎えている青森県弘前市で、新人警察官が葉とり作業などを体験しました。

葉とり作業を体験したのは弘前警察署に配属されて1年未満の警察官7人で、26日は弘前市石川の竹内史准さんのリンゴ園を訪れました。

今回の研修会は、若い警察官に津軽地方の主力産業であるリンゴ栽培への理解を深め、リンゴの盗難防止への取り組みに役立ててもらおうと初めて開かれました。

警察官たちは、リンゴ栽培の傍ら防犯指導隊員としても活動する竹内さんから、リンゴ栽培についての説明を受けたあと、約1か月後に収穫を迎える主力品種のひとつ「サンふじ」の葉とり作業に挑戦しました。

葉とりはリンゴの色づきを良くするための作業で全員が初めて。
実に日光があたるように慎重に葉を取り除いていきました。

新人警察官は
「今まではリンゴを食べることでしか接することがなかったが、(リンゴが)できるまでを学んで、リンゴ農家のたいへんさがわかった」

「リンゴを届けるために毎日こういう作業をしていて、感謝の気持ちでいっぱいです。(リンゴ盗難は)絶対許せないです。何が何でも自分がいっぱい捕まえていきます」

新人警察官たちは全員が交番で勤務をしていて、研修で学んだリンゴの知識や農家の栽培の苦労を胸に、リンゴの盗難防止や地域の防犯活動に生かすことにしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。