投資・ロマンスといったSNS型の詐欺が全国で急増していて、被害額は779億円、去年より600億円も増加しています。

山梨県内でも、今年約2億8000万円の被害が確認され、すでに去年の同じ時期の2倍以上となっています。

後を絶たない詐欺被害は身近なSNSに危険が潜みます。

山梨県警生活安全企画課 内藤伸浩課長補佐:
「山梨県だけでなく全国的にも件数・金額が増えてきている。本当に危険な状態」

全国的に急増しているSNSを使った投資詐欺。

県内で8月までに確認された被害は14件で、去年の同じ時期に比べて11件増加しました。

また、恋愛感情を持たせて金を振り込ませるロマンス詐欺も急増。
去年の同じ時期から10件増加し14件の被害が確認され、このほとんどが最終的に投資詐欺へと誘導されています。

その手口とは…

犯人はSNSなどを通じて、投資を勧める偽の広告でターゲットを探します。

その後、LINEをはじめとした通信アプリのグループへと誘導し、参加者をかたる犯人のアカウントで、「儲かった」「利益が出た」などのメッセージを送ります。

山梨県警生活安全企画課 内藤伸浩課長補佐:
「少しでも だますために著名人・芸能人・ジャーナリストをかたった広告も出ている。グループトークに誘われた時点で『これ大丈夫かな』と詐欺を疑ってほしい。これが今、主流の手口となっている」

信じ込ませた後、犯人たちは仲介の名目で、個人名義の口座に金を振り込ませようとします。

山梨県警生活安全企画課 内藤伸浩課長補佐:
「投資に関しては証券会社の口座を通じて証券を買うので、間に誰かが入ることは法律で禁止されている。個人の名義の口座にお金を振り込めといわれた場合は詐欺を疑ってほしい」

一方、電話詐欺の被害も後を絶ちません。

8月末時点で被害は43件、被害額は1億1630万円で、13年連続で1億円を超えました。

ここ2か月の県内の被害の半分を占めたのが、警察官をかたる手口です。

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