7月の国際会議で合意したクロマグロの漁獲枠の増枠を巡り、青森県の宮下宗一郎知事は4日、農林水産省を訪ね、11月下旬から開催される国際会議で増枠を正式に採択するよう要望しました。

宮下知事は4日、農林水産省を訪ね、鈴木憲和副大臣に7月の国際会議で合意したクロマグロの漁獲枠増枠を巡り、正式に採択するよう要望しました。

増枠が採択されると2025年度以降、30キロ以上の大型魚について国内の漁獲枠は1.5倍に拡大します。

県内では漁獲量の資源管理によって、漁業者は非常に厳しい経営を強いられている現状にあり、速やかな漁獲枠の拡大が求められています。

青森県 宮下宗一郎知事
「大事なことは、漁師の皆さんが将来に渡って希望をもって漁ができることだというふうに思っています。私たちが適切に漁と資源管理を両立できるような環境を農林水産省にはしっかり作って頂きたいと考えています」

一方、2019年度から2021年度にかけて下北地方で水揚げされたクロマグロの漁獲量の一部が県に報告されていなかった問題については「二度と発生させることのないよう指導を徹底している」としています。

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