春の大型連休が今週末に始まります。

円安などの影響で今年は海外旅行をする人は減少する見込みですが、国内旅行も予約が取りにくい状況にあります。



新型コロナウイルスが5類に移行して初めての大型連休、旅行会社に傾向を聞くと…



イツモア旅行センター山梨店 小野渉所長:
「今年は円安の影響が大きくて沖縄とか九州とか国内を選ばれる方が多かった」



山梨市のイツモア旅行センター山梨店です。



春の大型連休に旅行を予約したのは去年までは15組ほどでしたが、今年は2倍近くの約30組に増加しました。



このうち全体の8割が国内旅行を選択しているということです。





イツモア旅行センター山梨店 小野渉所長:
「(コロナが5類になり)安全になったから家族で行く人が増えた。気軽に行けていた台湾、韓国の旅行代金が1.5倍くらい上がっているのが実情。海外はもう少し待とうかなというお客さんが多い」




海外旅行を控えるのは、急激な円安と原油の高騰などで宿泊費や滞在費、航空機の運賃が上がり、海外の旅行代金はコロナ禍前のおおむね1.5倍に跳ね上がっているのが主な要因です。




円安による影響はこれだけにとどまりません。


イツモア旅行センター山梨店 小野渉所長:
「この方は今年2月の後半くらいから京都のオークラホテル(を予約しようとした)。5月4日の予約が全然取れなかった」



円安で外国人観光客が急増し、国内の宿泊施設や飛行機の予約が取りにくい状況になっているのです。










イツモア旅行センター山梨店 小野渉所長:
「海外の方からの予約が多くて、日本の方が円安だから国内に旅行に行こうといっても、随分先まで予約が埋まってしまっている。10月の週末は人気の旅館とかは予約が取れないところもある。コロナ前にはなかった」



会社側は当面、外国人観光客の来日は続くと見込んでいて、国内旅行でも早目の計画を立てることを呼び掛けています。







イツモア旅行センター山梨店 小野渉所長:
「早く計画を立てる、これしかない。絶対にこの日しか行けなくてとなったら、空いているものの中から選ぶしかないので、ニーズに合ったものは狭まる」

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