国内外でリゾート施設を運営する「星野リゾート」が展開する新たな温泉旅館「界秋保(かい・あきう)」が仙台市の秋保温泉に25日オープンします。23日は、報道機関向けに宮城ならではの伊達な文化を楽しめる館内がお披露目されました。

仙台市太白区の秋保温泉にある「界秋保」は星野リゾートが「ホテルきよ水」の経営権を取得し、新たにオープンする温泉旅館です。

小野寺穂実記者:
「一見シンプルな入口なんですが、上には風鈴が吊り下げられています。進んでいくとロビーになります。目の前には秋保の美しい景色が広がっていていて開放感があふれています」

コンセプトは「彩りの渓流で伊達なひととき」。客室は定員が異なる和室が全部で49室あります。

小野寺穂実記者:
「紺碧の間という客室に来ています。紺碧のソファに腰掛けると目の前に広がるのは美しい景色いです。四季折々の変化も楽しめそうです」

客室には名取川の流れを表現したという仙台ガラスのアート作品が飾られているほか、こけしの柄の障子など随所に宮城らしさを取り入れています。

温泉は源泉かけ流しの温度が異なる内風呂が2つと岩組みの露天風呂があります。

また「界秋保」では宮城の食文化も堪能することができます。こちらは牛テールと仙台味噌をあわせてペーストにしたものを仙台麩につけて食べる料理、「牛テールのディップ仙台麩」。

小野寺穂実記者:
「口に入れた瞬間仙台味噌の優しい香りが口いっぱいに広がります。仙台麩はサクサクとした軽い触感で仙台味噌とよく合います」

この他にも大名の食事をイメージしたという会席料理を外の景色を眺めながら満喫することができます。

「せせらきラウンジ」では生演奏が楽しめるほかテラスに出て自然に触れることもできます。

界秋保 上打田内健三郎総支配人:
「伊達政宗公がおもてなしを大事にされていたという部分があり、いらした方にしっかりとおもてなしの心を伝えながら、伊達な宴という形でおもてなしを伝えていきたい」

界秋保 上打田内健三郎総支配人

星野リゾートは温泉旅館ブランド「界」を全国に23施設、展開していて県内への進出は初めてです。秋保ならではの魅力を取り入れたおもてなしが堪能できる「界秋保」は25日オープンします。

最大8人が泊まることができる特別室や犬と泊まれる愛犬ルームもあります。1泊2名1室3万1000円~(一人当たり)。ゴールデンウイークはほぼ満室で、それ以降であれば日によって空きがあるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。