身近な疑問や不満にフォーカスする「どうなっとるの?」。

4月14日、15日と、春の高山祭が盛り上がりましたが、日本人観光客からは様々なものの「値段高騰」に悲鳴が!

14日、15日の春の高山祭は天候にも恵まれ、多くの人で賑わいました。

新型コロナの位置づけが5類に移行後、初めての”春”の高山祭。

この「円安ニッポン」には外国人観光客が数多く訪れ…

(外国人観光客)
「素晴らしい!とてもすてきな時間」
「特に『春の高山祭』を見たくて来た」

皆さん、大満足のようです。

こちらは、高山市内の旅館「本陣平野屋 花兆庵(かちょうあん)」。

外国人シフトの「おもてなし」が必要と考え…

(本陣平野屋 花兆庵 細谷和生さん)
「既存の和室9部屋を6部屋のスイートに改装した。6部屋でだいたい2億円ほど投じている」

去年12月に約2億円をかけて大改装。

急増する欧米からの外国人客の利用を見越し、6室のスイートルームをリニューアルオープン!ひのき風呂やベッドルームを充実させました。

(アメリカからの観光客)
「バスルームや浴槽も美しく、モダンで絶妙だった」

ただ、旅館としては複雑な思いもあるとのこと。

(本陣平野屋 花兆庵 細谷和生さん)
「今(宿泊客の)6割強くらいは海外の方。ただもともとは日本のお客向けに造った宿。日本のお客さまも引き続き大事にしたい。海外客ばかりだと、日本の方が『ここは外国みたいだね』と言うことがある。バランスをうまくすみ分けがでいていくといい」

宿泊料は一泊2食で一人5万円から6万5000円…果たして円安は追い風なのか、向かい風なのか。

悩ましい問題はほかにも…

1800円のラーメンに「違うのにしよっか?」という日本人観光客も

(大野和之記者)
「美味しい!」

高山市内で行列のできる中華そばの店「麺屋しらかわ別邸」。

(麺屋しらかわ別邸 宮崎太樹さん)
「担々麺のデラックスは、海外の方が9割頼む」

白川担々麺デラックス(1800円)

この店のデラックスシリーズの、一杯1800円の担々麺については。

(日本人観光客)
Q1800円のラーメンは?
「その値段だと子どもたちと『違うのにしよっか?』ということはある」

もはや庶民向けのお値段とは言い難いところがありますが、円安の影響で外国人観光客にとってはお値打ちのよう…店側は。

(麺屋しらかわ別邸 宮崎太樹さん)
「さみしさもある。海外の方に合わせると国内の方が手を出せないことにつながるので、うちは(値段を)3種類をなるべく出している」

こちらでは、中華そばは「通常」1000円、その上の「デラックス」が1500円、さらに上の「スーパーデラックス」が2000円の設定です。

高山市内で日本人観光客の皆さんに、「ものの値段」についてうかがうと…

(日本人観光客)
「全体的に何でも高い」
「観光地価格だから買うけど、基本高いかな」

歯止めがかからない円安、高騰する原材料。

「ラーメン1000円時代」が今後も続くのでしょうか?

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