旧統一教会・世界平和統一家庭連合が、下関市の公共施設で集会を開いたことについて、福岡市の市民団体が先週、公共施設を利用させないよう申し入れました。これについて前田市長は「慎重に対応していきたい」としました。

下関市の前田市長は13日の定例会見で、旧・統一教会の公共施設の利用について、さまざまな議論がある中で、「生命に危険があるような状況であれば拒絶するが、現在はそこまで至っていない」と、施設利用を認めた理由を説明。
施設利用については「現段階は慎重に対応を続けていきたい」としました。

この問題は4月6日、市の生涯学習プラザで、旧統一教会の記念大会が開かれたことについて、福岡市の市民団体が9日、公共施設を利用させないよう市教委に申し入れをしたものです。


施設を管理する市教委は、「正当な理由がないかぎり不許可にはできない」と利用を許可していて、市長も認識していたということです。


文科省は、教団への解散命令を裁判所に請求していて、前田市長は決定などを踏まえ、適切に対応していく必要があるとしました。

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